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甲状腺外来

甲状腺外来はどんな症状で行くところ?

甲状腺科では、甲状腺ホルモンの異常(バセドウ病、橋本病、無痛性甲状腺炎、亜急性甲状腺炎など)や甲状腺にできた「しこり」(腺腫様甲状腺腫、濾胞腺腫、甲状腺癌など)を専門に診断や治療を行います。

甲状腺と聞いてもあまり想像がつかない方もいらっしゃるかと思いますが、下記に示すような症状に甲状腺疾患が関わっている可能性があります。循環器科や婦人科、心療内科などを受診して原因不明でも、甲状腺科で診断がつく場合があります。

甲状腺ホルモンの増加に伴う症状 全身倦怠感、体重減少、動悸、手の震え、眼球突出、月経不順、下痢 など
甲状腺ホルモンの低下に伴う症状 全身倦怠感、体重増加、浮腫、寒がり、便秘、無気力 など
甲状腺のしこりに伴う症状 首の腫れ、首の圧迫感、嗄声(声がかれる) など
  • 触診や超音波、CT などの検査で偶然発見されることもあります。

当院の甲状腺外来
医師について

小田 瞳(おだ ひとみ)

専門

甲状腺科

資格

  • 日本甲状腺学会 専門医
  • 日本内分泌外科学会 専門医
  • 日本外科学会 専門医
  • 日本医師会 認定産業医
  • 公認心理師

ご挨拶

小田瞳と申します。
早稲田大学を卒業後、愛媛大学に編入し医師となりました。私自身が甲状腺疾患の治療と手術を受けたことがきっかけで甲状腺専門医を志しました。

国内有数の甲状腺専門病院として知名度が高い、大分県別府市の野口病院および兵庫県神戸市の隈病院にて勉強させて頂きました。これまで約 2000 件の甲状腺手術に携わり、多くの診療経験から適切な治療方針を提案いたします。
また、私自身が身体に障害を持っております。
自分自身も患者であるという立場から、患者さんに寄り添える医師として診察させていただければと思います。

当院で診療する甲状腺外来の主な疾患について

バセドウ病

自己免疫による疾患で、自己抗体(TRAb)がほとんどの方で陽性になります。自己抗体により甲状腺の働きが活発になり、血液中の甲状腺ホルモンが増加することによって代謝が亢進し様々な症状を起こします。代表的な症状としては、体重減少、頻脈、多汗、手の震え、易疲労感、食欲亢進(食べても痩せる)、月経不順、下痢、不整脈、眼球突出などがあります。循環器科や婦人科などでも判明することがあります。

治療法
薬物療法
抗甲状腺薬によって甲状腺機能の改善を図ります。開始後 2~3 ヶ月は特に副作用に注意が必要なため、2週間ごとの受診となります。重大な副作用として白血球が減少して感染症に罹りやすくなり、高熱や咽頭痛を起こすことがあります。38度以上の発熱時は直ちに内服を中止して受診してください。受診する時は必ず抗甲状腺薬を使用していることをお伝えください。その他にも掻痒感や肝機能障害などがあります。また、自己判断での中止により甲状腺クリーゼを起こし命に関わる場合がありますので定期的な受診が必要です。
アイソトープ治療(放射線性ヨウ素内服療法)
副作用などにより抗甲状腺薬の使用が困難な時や難治性の場合などに行うことがありますので専門病院へ紹介いたします。治療後は甲状腺機能の低下により、甲状腺ホルモン剤が必要になることがありますが副作用がほとんどなく、子供や妊婦さんも使用できる薬です。アイソトープ治療後も定期的な受診が必要です。
手術療法
難治性や甲状腺腫が大きい場合、また手術適応のある腫瘍を合併している場合などに行うことがありますので専門病院へ紹介いたします。
注意点
  • 甲状腺機能が亢進している時は体を休めて激しい運動は控えてください。
  • 喫煙は症状を悪化させるリスクになりますので、禁煙してください。
  • 妊娠を希望される場合や妊娠した際は必ずお伝えください。妊娠により抗甲状腺薬が変更となる場合もあります。また、自己抗体(TRAb)が胎盤を移行して赤ちゃんの甲状腺機能が亢進することがありますので産婦人科との連携が必要となります。

無痛性甲状腺炎

甲状腺の細胞が何らかの原因によって破壊され、甲状腺ホルモンが血液中に漏れ出して甲状腺機能亢進症になる疾患です。原因不明ですが、橋本病(慢性甲状腺炎)の方に多い傾向にあります。初期症状として体重減少や頻脈、多汗などバセドウ病と重なることがあります。亜急性甲状腺炎と異なり痛みはなく、一般的には一過性のため数ヶ月で改善することが多いです。
また、経過中に甲状腺機能低下症になると体重増加や寒がり、浮腫などが起きることがあります。甲状腺機能の低下により、甲状腺ホルモン剤が必要になることがありますが副作用がほとんどなく、子供や妊婦も使用できる薬です。
症状と甲状腺ホルモンの値ではバセドウ病と区別がつかないことがあり、自己抗体(TRAb)がバセドウ病と異なり陰性になることや超音波などで診断がつくことがあります。

注意点
  • 甲状腺機能が亢進している時は体を休めて激しい運動は控えてください。
  • 経過中に甲状腺機能が低下することがあるため定期的な受診が必要です。

亜急性甲状腺炎

甲状腺の細胞が何らかの原因によって破壊され、甲状腺ホルモンが血液中に漏れ出して甲状腺機能亢進症になる疾患です。初期症状として甲状腺の痛みや体重減少、頻脈、多汗などがあります。一部の症状でバセドウ病と重なることがあります。無痛性甲状腺炎と異なり、甲状腺の痛みと甲状腺が腫瘤のように硬く触れることがあります。一般的には一過性のため数ヶ月で改善することが多いです。
また、経過中に甲状腺機能低下症になると体重増加や寒がり、浮腫などが起きることがあります。甲状腺機能の低下により、甲状腺ホルモン剤が必要になることがありますが副作用がほとんどなく、子供や妊婦も使用できる薬です。
症状と甲状腺ホルモンの値ではバセドウ病と区別がつかないこともがあり、自己抗体(TRAb)がバセドウ病と異なり陰性になることや超音波などで診断がつくことがあります。

注意点
  • 甲状腺機能が亢進している時は体を休めて激しい運動は控えてください。
  • 経過中に甲状腺機能が低下することがあるため定期的な受診が必要です。

慢性甲状腺炎(橋本病)

自己免疫の異常により起こる疾患で、自己抗体(TgAb、TPOAb)が陽性になります。甲状腺機能低下を起こす代表的な甲状腺疾患ですが、低下を起こさず無症状の方も多くいらっしゃいます。また経過中に甲状腺機能低下症になると体重増加や寒がり、浮腫などが起きることがあります。甲状腺機能の低下により、甲状腺ホルモン剤が必要になることがありますが副作用がほとんどなく、子供や妊婦も使用できる薬です。

注意点
  • 海藻類の食べ過ぎに注意し、適量にしましょう。
  • 喫煙は症状を悪化させるリスクになりますので、禁煙してください。
  • 無痛性甲状腺炎を合併すると、甲状腺機能が亢進することがあります。体重減少、動悸、多汗など異なる症状がある場合は早めに受診してください。
  • 稀に悪性リンパ腫を合併し甲状腺が急激に大きくなる場合がありますので、その際は早急に受診してください。
  • 妊娠を希望される場合や妊娠した際は必ずお伝えください。

結節性甲状腺腫

甲状腺にできる腫瘍の総称を結節性甲状腺腫と呼びます。良性のものが多い傾向にありますが、超音波や穿刺吸引細胞診(以下、細胞診)の所見から悪性と診断される場合もあります。
自覚症状としては首の腫れがありますが、小さい腫瘍では症状がなく、触診や超音波、CT などの検査で偶然発見されることがあります。
悪性疑いの腫瘍や大きい腫瘍では細胞診での診断が必要な場合があります。その際は専門病院へ紹介いたします。良性疑いの腫瘍でも経過中に悪性と判明したり、大きくなったりすることで手術が必要な場合があるため、定期的な受診が必要です。